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ハインリヒ | 「さあ、刑一。もう気が済んだか……?」 |
刑一 | 「ッ…………!?」 |
ハインリヒに肩を掴まれ、オレは後ろに押し倒された。 奴は、そのまま力任せにオレのベルトを外してくる…… |
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刑一 | 「く……ッ……何、を……!」 |
強引に降ろされたスラックス。下半身が外気に触れ、思わず息を呑んでしまう…… 起き上がる暇もないまま、ハインリヒに脚を掴まれて、大きく左右に開かれる…… 吐息を感じた直後、内股に痛みを感じた……それは……ハインリヒの牙と、唇の感触だ。 |
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刑一 | (ハインリヒ……オレが血を吸うのを、待っていたのか……?) 「やめ……ッ……!!」 |
ハインリヒ | 「悪くねえ……いい味になってきた…… やっぱり抑制剤はダメだな……血が不味くなっちまう。これからも飲むんじゃねえぞ……」 |
繋がれた男の血を吸っているオレを……更にハインリヒが吸っている…… 奴は、オレの全身の血を奪うつもりなのか。舌がオレの太腿の内側を這い、貪欲に吸いあげていく…… |
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刑一 | (いやだ……やめ、てくれ……!) |
必死に抵抗しようとしても、ハインリヒの力には敵うはずもなくて…… | |
刑一 | 「ん……んぐ……はあッ……」 |
抵抗すればするほど、オレは甘く強請るような溜め息をあげる羽目になる。 ふと、挑発的なハインリヒと目が合った。 この異様な状況……異様な吸血の食物連鎖の中で、最上位の捕食者たる威圧感を覚える視線だ。 |
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